海外駐在員妻のうつ

海外駐在員妻のうつ

 

ある統計によると、海外駐在員の自殺率は国内の3倍にもなるということです。慣れない海外生活に加えて、仕事のプレッシャーの大きさに耐えられず、心を病んでしまう人が多いようです。

 

もし、あなたが仕事について悩んでいるのであれば、迷わず第三者の助けを求めることです。(詳細はこちらのページをご覧ください。)

 

また、駐在員本人だけではなく、奥さんのフォローも重要です。駐在員の妻のなかには、うつ病に苦しんでいる人が多いというデータもあります。特に子供がいない夫婦の場合、旦那さんが仕事に行っている間は1人で過ごすことになり、その生活に耐えられなくなり・・・というケースが少なくないようです。

 

もちろん、駐在員の妻が全員そうというわけではなく、現地の生活を楽しんでいる人もいます。

 

現地に溶け込んで、駐在員生活を満喫するには、どうすればいいのか?
うつ病にならないようにするには、どうすればいいのか?

 

幾つか対策法をまとめてみます。

 


もし、既にうつの傾向があるという場合には、早急に対処する必要があります。その時には、専門家のサポートを受けるのがベストです。会社や医者に相談してください。

 

状況によっては帰国も検討すべきです。うつはガマンして治るものではありませんし、自分で何とかしようとすると、かえって悪化してしまう危険性があります。

 

自分一人、あるいは夫婦のなかで閉じ込めないようにしてください。

 

1:日本人コミュニティに積極的に参加する

うつになる最大の原因は孤独です。心を許せる友人・知人がいれば、相談相手となる存在がいれば、状況はだいぶ変わります。

 

現地生活が始まったら、何よりも友達作りを最優先してください。駐在員妻同士のコミュニティに加わったり、日本からの駐在員が多い地域であれば、日本人サークルや習い事教室が存在しているものなので、こういったところに参加してみてください。

 

特にオススメなのが日本人サークルです。現地生活の辛さや孤独感を味わっている人が多いので、優しく迎え入れてもらえます。

 

ただし、嫌な想定ですが、なかには居心地が悪いコミュニティというのもあると思います。そういったところに無理して参加するのは、かえってストレスなので、それとなく距離を置くほうが賢明です。

 

2:現地語を習う

現地の人と少しでも会話が出来れば、近所付き合いが発生します。顔を合わせたときに一言・二言挨拶する人がいるだけでも、心情的にだいぶ違ってきますし、いざという時には助けを求めることも出来ます。

 

どこの国の人でも、自分達の言葉を話す外国人に対しては、親近感を持ってくれるものです。一部の国を除けば、日本人は好感を持たれている存在なので、むこうから話しかけてくれるようになるかもしれません。語学学校のクラスのなかで、仲の良い友人が出来る可能性もあります。

 

外国語が出来るというのは、日本に帰国した後も一つの武器となるので、覚えておいて損がありません。本来、外国語というのは習得するまでに時間がかかるものなので、時間をもてあましている駐在期間は、語学を勉強する最適な時期です。

 

3:ペットを飼う

動物好きな人であれば、ペットを飼うことで孤独感を和らげることが出来ます。ペットの飼い主つながりで、交友関係が広がる可能性がありますし、犬を飼うのであれば、散歩のために嫌でも外に出ることになります。

 

朝・夕方と決まった時間に散歩することになるので、生活にリズムが出ます。生き物を飼うというのは何かと手間がかかるものですが、時間をもてあます駐在員妻にとっては、むしろ充実した時間を過ごすキッカケになります。

 

ただし、生き物を飼うということには責任が伴います。最後まで世話をする覚悟がなければ飼うべきものではないので、その点だけは注意してください。

 

4:没頭出来る趣味を持つ

ありあまった時間を利用して、趣味に没頭するというのもアリです。マラソンや水泳といった体を動かすことであれば、精神衛生上もプラスです。

 

水泳教室やジムに通うことで、人とのつながりを作ることも出来ます。趣味もハマリこむといくら時間があっても足りないものなので、逆に言えば、時間がとれる駐在期間は取り組む絶好のタイミングです。

 

5:妊活する

駐在期間を妊活に当てたという夫婦はけっこういます。時間的な余裕が出ることで、子供が欲しいという思う切実な気持ちが出てくる人が多いようです。

 

妊娠しやすいように体のメンテナンスをしたり、良い産婦人科を探したりといったことをする時間もあるため、妊活をするには格好の状況です。

 

子供が欲しいと考えている人は、駐在を一つのタイミングとして真剣に考えてみてください。

 

以上となりますが、いかがだったでしょうか。
ピンときたものはあったでしょうか。

 

いずれにしても、ポイントは駐在員妻というポジションを特権として活かすことです。やることがなくて時間が余っているというのは、見方によってプラスにもマイナスにもなります。

 

マイナス方向に振れれば、退屈・不安・孤独といったものに直面して、これがうつ病といった精神疾患にもつながりますが、プラス方向に振れれば、有意義な時間を過ごすことが出来ます。

 

ある意味、自分の好きなように時間を使えるわけであり、これは人生のなかでも滅多にないことです。もしかしたら、唯一のチャンスかもしれません。

 

そう考えれば、充実した時間を過ごす前向きな発想が出てくるのではないでしょうか。

 

嫌だと思っていると、ますます状況は悪化します。楽しく過ごせるように、自分から環境を整えるのが重要です。