介護の海外求人

介護業界で働く人のなかでは、将来的に海外で働いてみたいという人も少なくないようですが、実際には、こういった機会はあるのでしょうか。結論から言えば、現時点では求人ニーズは殆ど存在しないというのが実情です。

 

介護の海外求人

 

ただし、ゼロではないですし、今後は介護士が海外で働く機会が増えていく可能性は十分にあります。

 

海外在留邦人を対象とした介護施設という存在

まず、現時点における海外求人の状況ですが、海外に在留する邦人、及び日系人を対象とした老人ホームにおいて、求人が発生することがあります。また、アジアや北米などを中心に、日本の大手介護業者が、現地に進出する動きもあります。

 

こういった施設では、日本人スタッフを優先的に採用しているので、日本国内において求人がかかることもあります。ただし、これは極めて稀なケースです。日本での採用となると、VISAの問題などがややこしくなるので、滞在資格を持ち、現地に住んでいる人を採用するというのが、一般的だからです。

 

ただし、海外に住む日本人、もしくは日本語出来る現地人のなかで、介護のスキルを有する人材となると、そうは見つからないので、日本国内において募集がかかることもあります。

 

昨年、ニューヨーク、サンフランシスコ近郊の日系老人ホームに働くという求人が出たことがありますが、その時には、下記のような条件となっていました。

 

  • 25歳~39歳までの男女
  • 介護現場経験5年以上
  • 介護福祉士の国家資格保持者

 

資格・経験ということでいえば、ベテランと言われるような人達が募集されているということになります。これは、慣れない土地で働くことを考えると、実務に精通している人間でないと、厳しいという判断なのだと思います。

 

また、年齢制限がかかっているのは、体力面や海外の文化に適応するといった対応力は若い人のほうが持っているという背景があるのではと思います。

 

現地の介護施設で働くという選択肢は?

看護師や医師だと、現地で免許を取得して、海外で働くということが十分に可能であり、こういった選択をする人も少なからず存在しますが、介護についても、同様のことが出来ます。ただし、看護師や医師と比べると、少しややこしいです。

 

国によっては、介護士という資格は存在せず、看護師の資格を取ることが必須となりますし、ニュージーランドのように、介護現場で働くためのプログラム修了が義務づけられているけど、看護師の資格を持っているかどうかで、研修期間が変わってくるという国もあります。

 

また、看護師の資格そのものについても、日本の資格が何らかの形で認められる国もあれば、全く考慮されず、現地でゼロから取得する必要がある国もあります。このあたりは国ごとに全く違うので、個々に調べる必要があります。

 

アジア進出を狙う大手介護企業において働く

日本の介護事業者のなかには、海外市場を狙っている企業が少なくありません。日本人ではなく、現地に住む高齢者を対象として、介護施設を運営するといったものです。

 

介護スタッフは現地人を採用するというのが基本となりますが、スタッフ教育、施設運営を担当する責任者を日本から送り込むことになるため、ここで、海外で働くという機会が出てくることになります。

 

責任あるポジションなので、介護の実務に精通しているのはもちろんのこと、施設運営の経験も求められる可能性が大です。文字通り、介護プロでないと、こういった機会は得られないでしょう。そういった意味では、ハードルはかなり高くなります。

 

まとめ

介護の仕事で、海外で働く機会というのはゼロではなく、確実に存在しますが、ハードルはかなり高いものと捉えたほうがいいです。少なくても、日本で経験を積んで、どの施設にいっても、中心スタッフとして、頼りにされるような存在にならないと、海外で働くというのは難しいでしょう。

 

まずは、日本国内で介護業務に携わり、自分を磨きながらチャンスを待ちましょう。そのうえで、現地の求人事情をウォッチして、チャンスを伺うというのがベストです。

 

ただし、海外の情報を入手するのはそう簡単ではありません。そこで、海外勤務の求人案件を取り扱う転職エージェントにコンタクトしてみることをオススメします。

 

今すぐに有用な情報を教えてもらえるとは限りませんが、こんな仕事を狙っているということを伝えておけば、該当する求人が出てきた時に、その都度、教えてもらうことが出来ます。価値ある情報源となるので、うまく活用してみてください。

 

下記の転職エージェントであれば、力になってくれると思います。

 

 

また、介護業界求人転職ナビというサイトには、介護業界に強い転職会社がリストアップされているので、併せて参考にしてみてください。

 

リクルートエージェントは、元々、英語が得意な人の転職支援に力を入れていましたが、最近では、入社後、勉強して身につけることを条件に、今現在の英語力については不問とする採用方針を採る企業からの求人についても、取り扱うようになっています。

 

そのなかには、海外出張や海外勤務の機会が想定される求人も含まれるので、興味がある人は、リクルートに相談してみてください。

 

なお、20代・30代の人には、マイナビエージェントという転職会社もオススメです。リクルートとは、また違った系統の求人を確保しているので、両者をダブルで利用すると、多角的に情報を集められるので、よりチャンスが広がります。

 

特に、第二新卒者の場合、好条件の求人を紹介してもらえる可能性が大です。一方、30代後半以降の経験豊富な人の場合、マイナビはそれほど良い求人を扱っているわけではないので、それほど期待は出来ないです。(他社のほうがオススメです。)