海外赴任中の自宅管理

持ち家やマンションを持っている方が、家族全員で海外に赴任する場合、空き家となった自宅をどうするのかというのが、大きな問題となってきます。

 

海外赴任中の自宅管理

 

仮に、これが10年、20年帰ってこないという話であれば、投資物件と割り切って、売却するなり、賃貸に出すなりといったことが出来ますが、任期が2~3年ぐらいで帰国するのが確実という場合、帰国後のことも考えなければいけないので、色々と悩むことになります。

 

このページでは、一般的な選択肢をまとめてみます。

 

1:賃貸として貸す

東京都内や人気沿線の駅近といった住環境が良い場所に自宅があるのであれば、賃貸に出したとしても、すぐに借り手がつく可能性があります。

 

期間限定となるので、賃料は相場より安く設定しなければならなくなるかもしれませんが、ローン代ぐらいが出ればいいぐらいの考えであれば、元は取れると思います。場合によっては、家具付きで貸し出せる可能性もあります。(他人に使われるのが嫌でなければですが。)

 

2:リロケーションサービスを利用する

大手不動産会社だと、海外駐在員向けのリロケーションサービスを用意しているところが増えています。リロケーションというのは、第三者に対する賃貸契約や管理業務全般を請け負ってくれるというサービスです。

 

普通の不動産屋よりも、海外駐在員の特殊なニーズ(貸し出す期間が限定、途中で貸し出し期間が変わる可能性がある等)を理解しており、対応にも慣れているので、依頼する側としては全部お任せでいけるので、とても楽です。

 

管理料は割高となるので、街の不動産屋を通すよりは得られる家賃収入は低めとなりますが、何もしなくていいという精神的メリットから、リロケーションサービスを選択する人は少なくありません。

 

海外赴任が一般的な会社であれば、法人契約を結んでいるケースも多いので、会社経由で任せれば、ますます安心です。

 

面倒な手間暇は避けたいという人には、便利なサービスです。

 

3:空き家として管理する

赴任期間が1~2年であれば、誰にも貸さず、空き家として管理するという選択肢も現実的です。賃貸に出しても、借り手がすぐにみつからないことは珍しくなく、その場合は結局、自分で管理するしかありません。

 

数ヶ月だけ借り手がついたといった中途半端な賃貸になると、かえって帰国後のリフォーム費用のほうがかかってしまったという結果にもなりかねません。

 

こういったことも考えると、最初から空き家として管理すると割り切ったほうがシンプルだったりします。家具などを、そのまま置いておけるので、倉庫費用や移動の手間も省けます。一時帰国の時にも便利です。

 

近くに家族や親戚がいれば、1ヶ月に1~2回、自宅に来てもらって掃除や換気をしてもらったり、泊まってもらったりすれば十分ですし、そういった人が身近にいない場合には、専門の管理サービスという手があります。(月1~2万円出せば利用出来ます。)

 

先ほど触れたリロケーションサービスには、家具付き賃貸として貸し出して、借り手がつかない間は空き家として管理するといった併用サービスを設定しているところもありますので、こういったやりかたもあります。

 

逆に空き家管理に関して、止めておいたほうがいいのは、友人などに管理を依頼することです。よっぽど信頼出来る人であれば別ですが、自宅の鍵を預けることになるので、安易に頼んでしまうと、後々、トラブルの元です。

 

4:親戚や信頼出来る友人、知人に貸す

身近に自宅を貸せる人がいるようでしたら、期間限定で貸し出すというやりかたもあります。大きな会社だと、社内で借り手を見つけるといったことをするケースもあるようです。

 

丁寧に住んでくれる人であれば、家賃収入をもらいながら、自宅のメンテナンスを肩代わりしてくれるようなものなので、一石二鳥です。(帰国後のリフォーム代ぐらいは十分にカバー出来ます。)

 

ただし、繰り返しになりますが、借り手を選ぶことが重要です。信頼出来る人に貸すようにしてください。